2014年1月27日月曜日

おおかみこどもの雨と雪 レビュー 

感想とレビュー

作品としてはジブリ風な絵で、クセがなく非常に見易い
子供と一緒に見れる動画だけど、これは子供には色んな気持ちを抱かせすぎる複雑な答えが出てしまう作品といえる。

ファンタジーとして、おおかみ男が存在するというストーリーからの展開、恋愛、出産、育児、成長。
そんな、おおかみ男と恋に落ち、子供が巣立つまでの姿を描く内容の中で、愛と悲しみ、育児の苦労、孤独と優しさ、寂しさとぬくもり、見る人によって受け取る感情の数や場面は様々だと思う


一部では、実際の母親をしている方々からクレームが多いという話も耳にする作品。




さて、この作品の中で筆者が受け取った感情や感覚、をれらをレビューとしてみたかったのだが、いかんせんこの作品においては言葉が多すぎてまとめきれない。

色んな視点で見れる作品である

という、要素が強い作品である為、見るたびに自分が当てるスポット部位が変わって、感想も変わるだろう。

単なるアニマル系人間のお話・・・と、言えない奥の深い作品だ。
当然ファンタジー要素を詰め込んだ結果として、一部ツッコミ所も多い作品だが、
日常の裏にあっても不思議ではない。と思わせられる視聴者を引き込む作品である事は間違いない


ただ、これだけは言いたいと思った
やはり注目すべきは母親の愛情だろう

子供への愛情というのは、どの世界、どの国、どの地においても、
母性という愛情は必ず存在し、子を守ろうとする母親の美しき姿は感動を押し殺せない

現実感との交差をもっと描いた作品なのかなと予想していただ、
結果内容としては、どの子育てをする家庭にでも重なるような要素の多い、
非常に愛情の形を考えさせられる作品だ

主人公は母親である
語り手に娘が一部声を挟みながら展開していく世界







ここからはネタバレになるので見てない方は読まないで欲しい









最終的に
娘の「雪」は人間の道を進み
息子の「雨」は狼として山で生きる事を決めた

母は迷いながらも、子供自身に生きる方向性を決めさせる物語だ

リアルのこの世界には実はふたつの主張をする人たちが存在する

「親が子供の人生をリードするのが当然で、子供が失敗しない為に親がすべてを決めるべきだ」
という人たち
対して
「子供には自由に生きる権利がある。選択は子供自身がすべきで、親はそれを見守る存在であるべきだ」

という考えをする人。


この2種類は地域や国によってかなり偏りがある思想として根強く反発しあっている。

こういった子供に行き方を選ばせる物語を、国が規制して放送すらさせない国も多い

宗教なんかもいりまじり、このあたりは知らない人が多いんだろうけど、
非常に強い信念の部分であり、ものすごく強く反発しあう思想の部分になる

そういう意味では結婚前提とした恋人同士にぜひ見て欲しい

そして、お互いの子供を育てる方向性の意見、思想、考えなどをぶつけ合って欲しい

子供の育て方について考え方が違えば結婚後の生活は破綻する。


そういう意味で、視点を変えれば非常に意味のある作品だといえる


これから結婚を考えている人たちには是非この作品を見て、お互いの意見や考え方などを
再度確かめ合って、幸せな人生設計に役立ててほしいなと筆者としては考えた。









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