2014年11月30日日曜日

特殊なデッドストックキーボードの修理

お客さん「キーボード修理してください」
ヌンヌン「全然可能です、お受けしますよ」



これが始まりだった。

まさか15年以上前のデッドストックの完全独自機構のキーボードを持ってくるまでは・・・・・







基本的にキーボードって、15年前から端子は2種類、今も同じ。

98世代から変わってない。


でも、お客さんが持ってきたのは
見たことない端子の業務機械専用の独自機構のキーボードでした



<(TωT)> シマッタァ! 


軽く5000円以下で大丈夫ですよーなんて言ってしまった

後の祭り・・・・・



業務用のスライサーという、研磨とか切断とか、金属を加工したりする機械のキーボード



かぱっと開けてみたら、


おいwwwwwww




キー端子全部半田で固定しててキースイッチなんじゃこりゃwwww


泣きそうになりました





さぁ。
こうなったらGoogle先生の出番です



キースイッチに小さく書かれた記号を検索

OMRONが特別に作ったキースイッチだと判明


OMRONに電話する



OMRON社員 「 (ヾノ・∀・`)ナイナイ あるわけナイ。 修理? 当然(ヾノ・∀・`)ムリムリ 」




(´・ω・`)ショボーン





こうなったらGoogle先生を日本語以外も検索に切り替え


探して探して



オランダのWebサイトに、スイッチのパーツのみ中国から出品されているのを発見!



海外サイトでクレジットカード決済・・・・・・


すげー リスク高い・・・・やだなぁ



ぽちっとな




お客さんは仕事用の品なのですぐ直してほしいそうで


ハンダコテで、普段押すことのなさそうなキーをハンダを溶かしてスイッチを抜き取って

すげかえて完成



2週間して無事中国からキースイッチパーツが届いた。


とりあえずこんな特殊な仕事他でしてくれる所なんてない



きっと下手すりゃ2万とかじゃ済まない額請求されるんじゃないかなぁ
他の業者だったら・・・・・
そもそもオランダのwebサイトからパーツまで見つけてくるとか、そこまでしてくれないだろう




器用貧乏万歳。


無理難題をなんとかするけど、商売が下手です。


(´・ω・`)ガッカリ・・・







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