私は奈良県在住で、こちらには BabyFace という名前の洋食のオシャレ系チェーン店が県内にいくつかあった。
今あるか知らないけど。
あくまでも昔話で恐らく瞬間的な期間に起こった事件。
知り合い家族らと6人くらいで食べに行った時の事。
今のラーメンで言えば 「湯気通し」かよwwwってくらい、ポキっと折れそうな位硬いパスタが出てきた事があった。
配膳の女の子に「これ調理失敗してますよ」と言って返した事がある。
2分後戻ってきた配膳の女の子が言うには
「キッチンの方がこれはアルデンテなので問題ありません・・・とのことです^^」
といってパスタが戻ってきた。
当時はすでに「アルデンテ」といった言葉が流行してたのでキッチンアルバイトさんが盛大に勘違いしておられたんだと思ってほとんど誰も食べなかった。
そもそも、流行やイメージとかじゃなく、「食べておいしい」を理解してたらあんな事態にはならないんだろうけど。
本来のアルデンテって、そもそも日本ではありえない。
まぁ諸説あるようなのでどれが正しいかどうかといった話は抜きにしても・・・・・
「硬い芯が残ったパスタをアルデンテwwwwww」みたいに勘違いしてる人が余りに多い
おいしいパスタは
・もちっとしてる
・ぷりっとしてる
って表現までがおいしいパスタだと思う。
・パキっとしてる
これはナイ。
ペペロンチーノなんかは通常のミート系なんかよりも硬めの方がおいしい作り方もある
ゆで湯の塩の中りなんかにも左右されるし、パスタの種類にも左右される
何より「おいしい」が大切
自分はシェフらに教えてもらったのは
・パスタによる
・ゆで湯の塩の中りによる
・ソースによる
・皿にもよる(ホッターで温めてるお皿とそうでないお皿でも違う)
何よりも
・茹で上げ時にアルデンテなのか?
・盛り付け時にアルデンテなのか?
・お客様のお皿に取り分け時にアルデンテなのか?
そこを想定してないアルデンテはパスタじゃない、まかないにも出せない代物でしかない。
という風に教わった。
スープ系ソースパスタで、ホッターで温めたお皿ならお客さんが食べるまでに熱く水分を吸う状態で60秒は少なくとも経過してしまうと考えればそりゃもうしっかり茹でてしまってれば食べ終わる前にフニャフニャになって膨張する
水分が少ないペペロンチーノのようなパスタで、オイルを多く使ってるパスタは水分を吸い込み辛いので時間経過による変化は少ない
(スープ系ペペロンチーノのお店もあるし、一般的な乳化ソースのお店もあるし違いももちろん考えるべき)
この辺りをしっかり教わってたのでアルデンテかどうかじゃなく、おいしいを基準にしてれば間違う事はない
と。
それなりのチェーン店のキッチンさんも間違ってたりするくらいだから、恐らく相当数の方がアルデンテを誤解してると思う・・・・・。
最近はラーメンの麺を
「硬いのを食べるほどおいしい」 みたいな流行もある
それで食中毒を出してる店もあると聞いた事がある・・・・。
もう料理じゃないわそれ。
っと思う。
愛情
思いやり
真心
を、料理にこめてそんな事が起こりうるはずがない。
「イメージ」を優先順位1位なんかに持ってくるから起こる大きな間違いなんだと思う
ただ、唯一の救いは
・くそ硬いパスタの方が、茹ですぎてフニャフニャのパスタよりはまだ食える
といった点は声を大にして言いたい。
いざとなれば出来上がった後にラップしてレンチン500Wなら90秒、業務用1000Wなら45秒くらいすれば硬すぎても食べれる程度になるので・・・。
そもそも一般的に一番売れてるだろう、ママパスタとか、アルデンテとかほぼほぼ無いしw
本来は生パスタから生まれた言葉だし。
最近は
「一番おいしい状態=アルデンテ」に摩り替わってるとも聞く
お店で出すパスタはその店のシェフが自由にこだわって頂ければと思う
が
家で出すパスタの芯ガッチガチをアルデンテとか言って家族に出さないようにしてあげてください
ただし、
お店で出すパスタでもラーメンの「湯気通し」みたいなのをアルデンテだと言い張るのだけはまじで簡便して下さい
そろそろパスタストック無くなったのでまたAmazonさんで5kgか3kgのやつ買おうと思って色々思い出したので忘却チラ裏ネタでした
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