2013年5月16日木曜日

体罰について考えてみた





最近世の中では学校体罰問題がものすごく頻繁に取り上げられている
そりゃまぁ体罰食らった事がある人間のが大多数、いや実際9割以上の人が殴られた事なんてないだろう

だから殴られた事があるヌンヌンは声を大にして言いたい


体罰は間違いなく必要である



幼稚園から体罰は必要だ
社会的に共存する人間力を育たせる為には体罰を受ける必要がある
というのは、経験則やノリで言ってるわけじゃない

重犯罪者には多くの共通点が存在する
その中のひとつが「ギャングエイジ」を行った事があるかどうか?だ
ギャングエイジってのは子供が虫を殺したり、動物をいじめる行動だ

小さな女の子が 例えば幼稚園児がアリの行列を足でバンバンと踏みしめながら、「こんにちわー」なんて語りかけたりするとかがいい例だ
またカマキリを殺したり、カエルのケツに空気いれて投げたり、虫を殺虫剤で殺したり、アリをクモの巣に投げ込んだり、度合いにせよ幼少期に自分より弱い昆虫、動物を殺して「遊んだ」経験があるだろう

これは人間本来の本能的行動である
確かに大人から見るととんでもない行動だけど、人間は成長過程でこういったギャングエイジを経験して、そこで自分より弱いものをいじめる事で、色々な感性を学ぶ

こういった経験感性というのは人生を決定する最重要事項だ
虫を殺し、大人になり思い出し、恐怖したり申し訳ない気持ちになる、または後悔する
その感覚があるから、二度とそういった殺生はしてはいけないと気づく、ようするに学ぶわけだ
命の大切さや博愛心を学ぶためにこういったギャングエイジは必要不可欠だ


そして体罰も同じだ
いまどきの親は殴らない、叩かない
それじゃ経験してないから大人になっても暴力の恐怖が想像できない
結果、暴力によって相手がどう感じるか理解できない
極論を言えばアスペルガー症候群的な人間の完成になる


これはなにもギャングエイジや体罰だけの話じゃない
おとぎばなしを親から聞いていればその内容を覚え、考え、客観的に想像し、おとぎばなしの登場人物の気持ちを理解できる
浦島太郎なら、カメをいじめる子供、そしてカメ、浦島太郎、または竜宮城の乙姫様の気持ちを想像する
そうした事で疑似体験して学ぶ

そういった経験は必要だ
多いほどいいとはいわないが、全くないとアスペみたいな人間になってしまう確率が増えるとしか私は思えない
というのも、私の実体験からだ


わたしはよくアリをクモの巣に投げ込んだ
エサが飛び込んできたクモの気持ちになってみた
投げ込まれたアリの気持ちになってみた
そうして痛みと幸せ両方を学んだ
それは当時は何も思わなかった、ただ楽しかっただけだったけど、大人になって思い出し、学ぶことが出来た

殴られた事があるから、殴られた人の気持ちは理解できる
だから絶対殴らない
ただ、必要があれば殴らなければいけないという覚悟もできた

殴られた事がないアホは殴る必要があるという事さえ気づかない
人間を支配するのに最高の手段は恐怖で縛る事だ
中学生の頃には気づいた
私はおかげで恐怖という力の強さと、傍若無人な非道な強制力を知り、だからこそ暴力を振るわない選択肢を出来た
何よりも、「殴られるような行動が、どういうものか気づく事ができた」


殴られた事がない人間は「何をしたら殴られるか?」「相手が殴るくらいまで怒るというのはどういう行動によってか?」などを理解できない
知らずと相手を怒らせる行動をとってしまう、それが相手を怒らせる行動だと知らないわけだから当然である


学生の間はそれでいいだろう
だが社会に出てそれでは身を守ることはできない
そして、愛する人さえ守る事ができない
人間として欠落した人間になる


ここで注釈いれるが
だからといって、殴られた事がない=ダメじゃない
人間はあらゆる情報源からそういった想像を作りあげられる
暴力シーンを見て、暴力の恐怖を疑似体験できる
だから暴力シーンは必要最低限は見ないといけない
鳥かごで育った鳥が、鳥かごから出て生きていけないのと人間は同じだ
経験がない人はぜひ、もう一度、暴力をふるう側、振るわれる側の気持ちをしっかり考えて欲しい
ただ、大半の人は気づかないだろうけど。
本当の暴力の恐怖による強制力や無慈悲な力は想像なんかで埋められない
だから私は殴られた経験があって、本当に良かったと思う
殴られた事がない人間には同情さえ抱くくらいに思う


またここで言っておきたいが、だからといって殴れば育つわけではない
殴られるだけの理由が存在して初めて経験が生きる
その理由もなしに暴力を振るったら人間は壊れる
肉体ではなく精神が壊れる
一度経験した恐怖などは一生消えない



ちなみに数初殴られた事がある人は昭和生まれならそこそこいるだろう
私の場合は300発は超えている
笑えない数だ
そのほとんどは高校の先生から受けた「指導だ」体罰では決してない


体育会系の学校になりかけの無名なアホ高校だった
だけど、その教師の暴力によって、結果、奈良県でも有数のスポーツ高という認識を持たれるくらいになったと思う
といっても当時の話で、今はしらない
ただ、私たちが卒業した年、体育科が出来た
あの体育科設立はその暴力教師によるものだ
その暴力教師は私にとっては命を捨てても惜しくないほどの恩師だ

なぜその暴力教師を恩師と思えるかといえば、「理由があった」からだ
無名のバレーボール部で毎年奈良県のベスト16とかまるで話にならない弱小チームを、なんとTV中継に出る所までひっぱりあげてくれた
確かにそういった結果があったから暴力を肯定できるのかもしれない
だが、これだけはいえる

野球選手のクワタマスミが、暴力指導反対とか言ってるけど頭がおかしいのかとさえ思う
暴力という、統率する為の力は必要不可欠であり、それによる恩恵ははかりしれない
チームを強くするために、選手の精神力を鍛える為に、殴られる事くらい問題などない
ただ、いきすぎた暴力や、暴言、必要以上の指導はこの範疇であるが、
どうせクワタは無能な暴力指導者にでも当ったんだろう
だからひっくるめて暴力はダメとか言えるんだ


指導者にも暴力を正当化できるだけの器を持つ人間と、持たない人間がいる
だからそこは差別化が必要だ
教員として8年以上勤務し、生徒から恐れと尊敬を持たれる、フレンドリーな教員には体罰認定証でも与えて生徒指導にまわせばいい
信頼もない、尊敬もない、人間関係もない、そんな教師に殴られればそりゃ経験にもならない


なんて事を真剣に思う
殴られる恐怖も痛みも知らないクソ人間だらけに日本がなるのはまじで嫌だ
こんな虫いっぴき騒いでも変わらないのは重々承知だけど騒いでおく




今では笑いネタにしてる「なぜ殴られた!」的な話がひとつある

高校のその暴力教師による一発だ
当時、バレー部の私
部には市川君という、アウトローというか、はねっかえり?不良っぽい?のがいたんだ

ある日試合で市川君はアタックが決まらず腐っていった
そして、とうとうフェイントしかしなくなり、戦闘意欲消失。

その時だ


先生:おい!ヌンヌン!こっちこい!
( ・д・⊂彡☆))Д´) パーン


      (#゚ Д ゚ )・・・・(なんで、今日調子いいし、ミスしてないのに・・・・・)

( ・Д・) 今ヌンヌンがなぜ殴られたかわかるかあああああ!!!!!!




(# ゚Д゚)   市川ああああ、おまえじゃああああ!!!!




(;´ρ`)(;´ρ`)(;´ρ`)(;´ρ`)(;´ρ`)
 全員キョトーーーーーーン



 この時全員意味不明だった
でも、時間が経つにつれ次第に全員が気づいた
先生は市川のやる気消失に超激怒
でも、市川くんって殴られたりしたら
     市川くん「チェ・・・・もう部活やめるわ」
って間違いなく言い出すタイプだった


だから市川くんと仲のよかったヌンヌンが殴られた


でもね
その時、市川くんは
市川くん 「ヌンヌン・・・・すまんかった、なんかおれのせいで・・・」
 
ってなったんよね


これこそ立派な指導者だと思う
人間関係も考慮して、一番の最善策を使った
確かにあぶない賭けだけども・・・・・w


結果的にチームは強くなり
ヌンヌンは300発殴られた甲斐もあって、
高校2年、3年連続で異例の「国体選手選抜」 団体競技じゃなかなかない
奈良県代表で戦った

大学もスポーツ推薦が15大学くらい来た? 数えられないくらいいっぱいだった

 チームは決勝に毎回残る実力になりTVにも出た、春の高校バレーで

ヌンヌンの為に生徒集めて壮行会とかもあった スピーチ緊張した

Vリーグ(バレーのプロリーグ、NECとか松下電器とかのチーム)から誘われた


ここまで行けたからこそ殴られて良かったと思える?のかもしれない
けど、チーム弱くても、あの先生になら殴られても良かったと絶対思える


その監督はチームを強くするために
子供の世話も奥さんに押し付けて、毎週練習試合、休日なし
体育科設立の中心人物で超いそがし
国体の監督に選ばれても蹴った、たぶん、あれ以上時間さけなかったろうし、チームを疎かにしたくなかったとか色々理由があったんだと思う

毎週のようにブチギレモードで目にクマが出来てた。理由は夫婦喧嘩。バレーボールばっかりしてたから・・・・俺たちの世話に必死だったから奥さんともめてた。
他の強豪チーム監督からバカにされつつも接待してた(たぶんバカにされてたと思う・・・・無名中の無名高校だったし)
それでもとんでもない数の練習試合を組んでくれた。恐ろしく忙しく、他高校にアポとってたと思う

そういう事を高校生くらいになると気づけるわけですよ
大人になっても思うわけですよ
尊敬できる人にどつかれる、そこに理由がある
結果人間は育つ


今はニートだけどなwwwwwwwwwwwwwwww
原因は事故で障碍者になって、肉体がボロボロすぎるからだけど
精神力は強いよ、人が自殺するレベルでも耐えれるわ
でもさ、肉体を失った人間の辛さは体験した人じゃないと理解できないわ
皆、自由でいいよほんと、健康で、何より常に思った事がやろうしたいことが出来るんだからさ
働きたかったら努力すればアルバイトでもなんでもできるだろ
でも体が動かないとまじで何もできんのだよ明智君。



ちなみに先生の名前は

奈良県光陵高校の北川賢監督
今は高校統合で名前変わったけど
もし、ここを教育委員会とかが見て、ケンちゃんを悪く扱うようなら教育委員会だろうとなんだろうと訴訟起こすわ
それくらい尊敬できる
体罰っていっても中身が違うんですよ


そういやケンちゃん、高校変わって進学校行ったんだ
んで洩らしてた
「こっちきて殴ってない、そんな事したら親がすぐ部活やめさせるからな、勉強の時間削ってまで部活させてあげてるのに殴られてまでスポーツなんてさせる必要ありませんって親が言うからね」

だってさ
でも無名高をまた奈良県決勝までひっぱっていったわ
すごすぎる
だから本当はヌンヌンはケンちゃんの為にも高校の先生になってバレー教えたかった
大学に体育科教員試験が無いとしったのは入学してからでした・・・・・・



それと思う
ケンちゃんは人間だった
ミスもあった
意味のわからない暴力もあったw

でもねぇ

愛があったんだよ
何より、ヌン自身が成長できたっていう結果を出した
ケンチャンが全国の高校に一人は居れば大人になって痛みをしらず、犯罪に走るバカが減るだろうになぁってよく思うヌンヌンでした

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